【告別式/お別れの会】弔辞の書き方 例文 取引先
取引先の社長(会長)がご病気で亡くなられた。取引先の会社代表としてお別れの会(告別式)で弔辞を読むことになった。
弔辞を読むことは、感謝や思い出を伝える大切な場面です。
ぜひ、弔辞の書き方を参考にしてください。
弔辞の書き方
1. 最初の言葉(敬意を持った導入)
弔辞の始めには、亡くなられた方に対する敬意を示し、哀悼の意を表します。以下のようなフレーズで始めると良いでしょう。
- 「本日は、○○様のご冥福をお祈りし、心からのお別れを申し上げます。」
- 「ご家族の皆様、関係者の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。」
2. 故人との関係を振り返る
取引先の会長との具体的なエピソードや、仕事を通じて感じたこと、彼の人柄を紹介します。敬意を持って、温かい思い出や感謝の気持ちを伝えると良いです。
- 「○○様は常に誠実で、お取引においてもご指導いただくことが多くありました。」
- 「○○様のリーダーシップと洞察力が、多くの人々に深い影響を与えました。」
3. 功績を称える
会長の業績や社会的な影響について触れ、敬意を示します。長い功績を持つ方の場合、業界や社会に与えた影響について述べるとよいでしょう。
- 「○○様が築かれた事業は、我々にとっても重要なパートナーであり、今後もその教えを胸に歩んでまいります。」
4. 結びの言葉(最後の言葉)
最後は、故人への感謝と、今後もその遺志を引き継いでいく決意を表し、弔辞を締めくくります。
- 「○○様のご功績とお人柄を、私たちはこれからも大切にし、引き継いでまいります。」
- 「どうか安らかにお眠りください。」
感情を込めすぎず、穏やかで落ち着いた口調で話すことを心がけると、伝わりやすい弔辞になります。
弔辞 例文
本日は、○○株式会社の会長であられた○○様のお別れの会にあたり、心より哀悼の意を表し、故人にお別れを申し上げたいと思います。
○○様との出会いは今から〇年ほど前に遡ります。取引を始めた当初から、○○様は私にとって常に尊敬すべき方であり、経営者としての卓越したビジョンと、人々に対する温かな心遣いが強く印象に残っています。数々の商談や会議においても、○○様は常に誠実で、私たちに対して真摯な姿勢を見せてくださいました。
○○様のリーダーシップのもと、○○株式会社は飛躍的な発展を遂げ、業界全体に多大な影響を与えました。常に時代を先読みし、従業員や取引先を大切にされる姿は、まさに理想の経営者像でした。私たちも○○様から学んだ数々の教えを胸に刻み、今後の業務に精進していく所存です。
突然のお別れとなってしまったことは、未だに信じがたい思いです。しかしながら、○○様が遺された功績と志は、これからも私たちの中で生き続けることでしょう。
○○様、本当に長い間お疲れ様でした。そして、数々のご指導とご支援を心より感謝申し上げます。どうか安らかにお眠りください。