【告別式】喪主の挨拶例文 息子

例文・文例

○○(続柄・長男、次男など)の◇◇でございます。本日はご多用の中、亡き母・●●の告別式にご参列くださいまして、誠にありがとうございました。先ほどから温かいご弔辞や激励のお言葉をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。

母●●は、おしゃべりが大好きでそこにいるだけで周りまで明るくしてくれるような人でした。○年前に父が亡くなるまでは雑貨屋を営んでおり、いつもお客さんと楽しそうに話をしていた姿を思い出します。

お店をたたんでからは、近所で一人暮らしをしておりましたので、毎日様子を見にいくのが私の日課でした。私の顔を見ると、「待ってました」といわんばかりに他愛のないおしゃべりが始まったものです。

また、お正月には毎年必ず家族が集まり、母が一生懸命作ってくれた食べきれないほどのおせち料理を囲んで、笑いながら過ごしたことも懐かしい思い出です。今でも、皆がおいしそうに食べる姿を見つめる、うれしそうな母の顔が目に浮かんできます。

そんな人一倍元気な母が病気になった時には驚きましたが、もしかしたら一番驚いたのは母、本人だったのかもしれません。

皆、少しでも長く生きてほしいと願いましたが、○月○日、家族に手を握られながら、静かに〇年の生涯を閉じました。私たちが幸せに過ごしてこられたのは、どんな時も明るく笑顔を絶やさなかった母のお陰です。

そして、本日、こんなにたくさんの皆さまに見送っていただいたことも、人との絆を大切にしてきた母の人脈だと思っております。どうか、この桜が咲く頃に一瞬でも母のことを思い出していただければ幸いです。

亡き母に代わりまして、生前のご厚誼にお礼を申し上げますとともに、皆さま方のご健康とお幸せを心よりお祈りし、お別れのご挨拶とさせていただきます。

本日はまことにありがとうございました。

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