【告別式/追悼会】弔辞の書き方・例文
事例:〇〇協会会長ご逝去による追悼式の弔辞
〇〇協会の会長が亡くなられたことで、他団体の代表である自分に追悼会の弔辞を依頼された場合
1.基本構成:
- 冒頭:
故人の名前、役職、逝去の事実を述べる。協会関係者、友人、ご家族など、故人様との具体的な関係性を冒頭で明示しましょう。 - 故人の経歴:
業界への貢献を中心に業界におけるご功績を中心に、故人様の業績や人柄を具体的に紹介し、讃えます。 - 人柄や思い出:
故人様との思い出や、印象に残っているエピソードなどを紹介し、人柄を偲びます。故人様の人柄が伝わる、参列者にとっても興味深いエピソードを選びましょう。 - 業界への影響:
単に「貢献した」「素晴らしい方だった」ではなく、具体的なエピソードや数字を用いて紹介することで、説得力が増します。 - 結び:
ご遺族への哀悼の言葉と励ましの言葉、故人様への感謝の気持ちを述べ、冥福を祈ります。
2.内容のポイント:
- 〇〇業界での会長の具体的な功績を挙げる
- 故人の協会での役割と貢献を強調する
- 業界全体への影響や変革について触れる
- 国内外での評価や受賞歴があれば言及する
1)トーンと言葉遣い:
- 敬意を表す丁寧な言葉遣いを心がける
- 専門用語は適度に使用し、聴衆全員が理解できるよう配慮する
- 感情的になりすぎず、冷静さを保つ
2)アドバイス:
- 弔辞は5-7分程度を目安に作成する
- 故人の家族や近しい同僚から情報を集め、正確さを確保する
- 業界団体や企業の代表として話すことを意識する
- 個人的なエピソードは1-2つに絞り、簡潔に述べる
- 原稿は事前に複数の関係者に確認してもらう
- 読む際は、ゆっくりと明瞭に話す
3)避けるべき点:
- 故人のネガティブな面や業界の問題点には触れない
- 過度に私的な内容や不適切な冗談は避ける
- 政治的な発言や論争を招く内容は控える
弔辞の例文
「本日、私たちは(故人の名前)様との最後のお別れの時を迎えました。(故人の名前)様は、長年にわたり〇〇業界の発展に尽力され、(協会名)の名誉会長として業界を導いてこられました。
(故人の名前)様は、(具体的な功績、例:環境技術の推進や安全基準の向上など)に多大な貢献をされ、日本の〇〇産業の国際競争力強化に寄与されました。その先見性と指導力は、業界全体に大きな影響を与え、私たちに常に前進する勇気を与えてくださいました。
個人的に印象深い思い出は、(具体的なエピソード)です。この出来事は、(故人の名前)様の(人柄や特徴)を表すものでした。
(故人の名前)様の遺志を継ぎ、私たちは〇〇業界のさらなる発展と革新に邁進してまいります。ここに謹んで哀悼の意を表すとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。」