喪主の挨拶 父の葬儀 息子/娘の例文
喪主挨拶 構成
喪主としてのご挨拶は、悲しみの中でありながらも故人を偲び、参列者への感謝を伝える大切な機会です。
以下のような流れで、挨拶の内容を組み立てると良いかと思います。
心を込めた言葉で、お父様のことを皆様に伝えることで、ご参列の方々にも温かく伝わるかと思います。
- お礼の言葉
まず、参列してくださった方々へ感謝の意を述べます。「本日はご多忙の中、父のためにご参列いただき、誠にありがとうございます。」といった形で始めると、自然です。 - 故人の生前の姿について
お父様の生前の様子や人柄、功績について触れてください。お父様の優しさや努力、ユーモアなど、ご自身が感じた「父らしさ」を交えることで、参列者にもその姿が浮かびやすくなります。 - 闘病生活について
お父様が病気で亡くなったとのことなので、闘病中のご様子や家族への思いなどについて簡潔に触れると良いでしょう。「病に倒れながらも最後まで前向きに過ごしました」「皆様の励ましに深く感謝しておりました」などの言葉が適しています。 - 感謝の気持ち
介護やサポートしてくださった方々への感謝、また生前にお世話になった方々へのお礼を伝えると丁寧です。「お世話になった皆様、そして支えてくださった皆様に深く感謝申し上げます。」 - 締めの言葉
最後に、故人を見守っていただきたい旨を述べて締めくくります。「これからも父を心の中に刻み、精一杯生きていく所存です。どうか皆様も父を偲んでいただければ幸いです。」
話しやすい口調で、自然なペースでお話しください。
喪主挨拶 息子の立場
息子の〇〇です。
本日は、ご多忙にもかかわらず、父のためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。
父は、若いころから働き者で、家族を守り、支えてくれる存在でした。何事にも一生懸命で、曲がったことが大嫌いな人でしたが、同時に優しく、周囲に細やかな気配りができる人でもありました。仕事やプライベートを通じて多くの方々にお世話になり、親しくしていただいたこと、父に代わり感謝申し上げます。
父は長い闘病生活を送りましたが、最後まで自分の弱さを見せず、家族の心配をかけまいとする姿には、改めて尊敬の念を抱きました。病気との戦いの中で支えてくださった皆様、そして励ましの言葉をかけてくださった皆様のおかげで、父も心強く感じていたことと思います。
父がいなくなった寂しさはありますが、これからも父の教えや思いを胸に刻み、家族一同で前を向いていきたいと考えております。どうかこれからも変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
改めまして、本日はお集まりいただきありがとうございました。どうか皆様も心の中に父を偲んでいただければ幸いです。
喪主挨拶 娘の立場
娘の〇〇です。
本日はご多忙の中、父のためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。
父は、家族をとても大切にしてくれる人でした。普段は厳しいところもありましたが、私たちを陰で支え、見守り、時には私たちのために笑顔を見せてくれる、そんなあたたかい存在でした。私が成長していく中で、父から教わったこと、父が示してくれた生き方には、本当に感謝しています。
父は病気と長い間戦いながらも、最後まで私たちに心配をかけまいとする姿を見せてくれました。苦しい中でも家族を気遣う父の姿に、私たちもどれだけ勇気づけられたか分かりません。そして、そんな父を支え、励ましてくださった皆様には、心から感謝しております。
父がいなくなったことは寂しいですが、父の思いや教えは私たち家族の中で生き続けています。これからも父の教えを胸に、一歩ずつ歩んでいきたいと思いますので、どうか変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
本日は最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。皆様も心の中に父を偲んでいただければ幸いです。