【告別式/葬式】弔辞 例文 友人

例文・文例

早くに亡くなった友人(小学校の同級生・幼馴染)へ告別式の弔辞例文です。


謹んで、親愛なる友人●●くんに告別の辞を捧げます。

ほんの数ヵ月前には、君にお別れの言葉を述べている自分なんて想像もしていませんでした。●月に手術を受けた時も、必ず治ると信じていましたので、突然の訃報はあまりにも残念で、今もまだ現実として受け止めることができずにいます。大好きなワインを片手に君がいつもの人懐っこい笑顔で話しかけてくるような気がしてなりません。

私たちの出会いは小学校に入学した時でしたね。いつの間にか仲良くなって、いつも一緒に遊び、学び、時にはけんかをしたり、励まし合ったりしながら、気づけばもう●年以上の月日が流れました。中学●年で君が転校したけれど、また同じ高校に通えるようになった時は本当にうれしかったことを思い出します。

君は、負けず嫌いで頑張り屋。中学では野球、高校では空手やスキーを一生懸命練習していた姿が印象に残っています。優しくて友達想いの君は、いつもたくさんの友人に囲まれていましたね。

大学を卒業して実家の写真館を継いだ君には、写真撮影の仕事をよくお願いしたものです。仕事で使うお花の写真を撮ってもらうため、関東の農家に一緒に出掛けたこともありましたね。丁寧で誠実な君の働きぶりに感心し、想像以上にキレイな写真の仕上がりにさらに感動したことを覚えています。

今、思い返してみると、私は君にいつも支えられ、助けられてきたような気がします。私が地元●●市の青年会議所の理事長への就任を迷い、相談した時、君は「全力でバックアップするよ」と言ってくれました。君が力強く背中を押してくれたお陰で、私は理事長になり、迷わず君に副理事長をお願いしました。私が迷った時には、君がいつも的確なアドバイスをしてくれたり、さりげなくサポートしてくれたお陰で、こんな私でも何とか理事長という大役を務めることができたと思っています。君は自分のことよりも真っ先に周りのことを考える人です。そのあふれる思いやりと正義感は、小学校のPTA会長、地域の消防団活動や商工会議所青年部の活動を通して伝わってきました。地元を盛り立て、人のために頑張れる君を私は心から尊敬しています。これは私だけではなく、君と関わったすべての人がそう思っているに違いありません。

そんな君は人一倍家族想いでもあります。ご両親をはじめ、奥様、一人娘の○○ちゃんを心から愛し、大切にしていましたね。きっと、親孝行な君はご両親よりも先に逝ってしまうことを申し訳なく思っていることでしょう。そして、残された奥様と○○ちゃんのことをとても心配していると思いますが、私たちができる限り、力になり支えていくつもりですから、どうか安心してください。

●年という短い人生でしたが、君はたくさんの人に勇気と幸せを与えてくれました。本当にありがとう。●●くんが安らかな眠りにつかれることを心よりお祈りし、私のお別れの言葉とさせていただきます。

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