喪主の葬儀挨拶 ポイント・例文(長男、親族、孫)

喪主の葬儀挨拶

お身内のご不幸、心よりお悔やみ申し上げます。

喪主として葬儀の挨拶をされるとのこと、大変お辛い中でのお務め、頭が下がります。故人への思いを伝え、参列してくださった方々への感謝の気持ちを表す、心温まる挨拶のお手伝いをさせていただきます。

どのような挨拶が故人の人柄やご家族のお気持ちに合うか、いくつかのパターンとポイントをご提案させていただきます。

葬儀挨拶のポイント

挨拶を考える際に、以下の点を意識すると良いでしょう。

  • 故人への感謝と愛情: 故人との思い出や、どのような存在であったかを簡潔に伝えます。
  • 生前の厚誼への感謝: 参列者の方々が故人に対し生前お世話になったことへの感謝を述べます。
  • 参列への感謝: 遠方から駆けつけてくださった方々、お忙しい中お集まりくださった方々へ感謝の気持ちを伝えます。
  • 故人の最期について(必要であれば): 故人の旅立ちの様子や、安らかな最期であったことを伝えることで、参列者の心を和ませることもあります。
  • 今後のこと: 遺されたご家族への温かい見守りをお願いすることもあります。
  • 短く簡潔に: 長くなりすぎず、3分程度にまとめるのが目安です。
  • 感情を込めて: 故人への思いを率直な言葉で伝えます。

挨拶の際の注意点

  • 原稿を読むのは失礼ではありません。 緊張のあまり言葉が出てこないこともありますので、用意した原稿を読み上げる形で構いません。
  • 声のトーン: 落ち着いた、ゆっくりとした口調で話しましょう。
  • 深いお辞儀: 挨拶の前後には、深くお辞儀をして感謝の気持ちを表します。
  • 涙が出ても大丈夫です。 故人への思いがあふれて涙が出ても、それは自然なことです。無理に抑え込まず、ゆっくりと言葉を紡いでください。

葬儀喪主挨拶の例文

例文・文例

喪主の葬儀挨拶:長男の例文

皆様、本日はご多忙の中、亡き(または)〇〇の葬儀にご会葬くださいまして、誠にありがとうございます。

父(または母)は、〇〇年という生涯を全うし、去る〇月〇日、〇時〇分に永眠いたしました。私たち家族にとって、かけがえのない存在であり、その旅立ちを看取れたことは、深い悲しみの中にも安堵の念を抱かせるものでございます。最期は安らかに、私たち家族に見守られながら静かに息を引き取りましたことを、ここにご報告させていただきます。

故人は生前、〇〇な人(例:「常に前向きで、どんな困難にも立ち向かう勇気にあふれた人でした」、**「温かく、誰に対しても分け隔てなく接する慈愛に満ちた人でした」**など、具体的な人柄を表現)でした。特に、〇〇(具体的なエピソード)の際には、その人柄が強く現れ、私たち家族はもとより、多くの方々に感銘を与えてまいりました。今日、このように多くの皆様にご会葬いただいておりますのは、偏に父(または母)が生涯を通して皆様に温かいご厚情を賜り、深い交流を育んでこられた証であると、改めて深く感じ入っております。

私ども家族は、父(または母)が私たちに残してくれた多くの教えと、限りない愛情を胸に、これからも前を向いて歩んでいく所存でございます。これまでの人生を、誰かのために尽くし、社会に貢献してきた父(または母)の誇り高き姿を、私たちは決して忘れません。

残された私ども家族は、まだまだ未熟ではございますが、皆様の温かいお心に支えられ、今後も故人の遺志を継ぎ、精進してまいりますので、変わらぬご厚誼を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。

喪主の葬儀挨拶:親族の例文

皆様、本日はお忙しい中、亡き〇〇(故人との続柄、叔父、叔母など)〇〇の葬儀にご参列いただき、心より感謝申し上げます。

この場をお借りして、皆様にご報告させていただきます。〇〇は、去る〇月〇日、〇時〇分に、静かに息を引き取り、永い眠りにつきました。病との闘いの中、最後まで希望を失わず、私たち親族を気遣う姿は、私たちに多くのことを教えてくれました。

〇〇は、私たち親族にとって、厳しさの中にも深い愛情を注いでくれる、尊敬すべき存在でした。特に、〇〇(具体的な思い出のシーン:例:「家族が集まる時には、いつも〇〇が中心となって場を盛り上げてくれました」、「私が人生の岐路に立った時、〇〇の言葉が大きな道しるべとなりました」など、具体的な思い出を交える)の記憶は、今でも鮮明に心に残っております。

また、故人は生前、皆様には大変お世話になり、公私にわたって温かいご支援とご指導を賜りました。今日、これほど多くの方々が〇〇との別れを惜しみ、この場にお集まりくださったこと、親族一同、驚きと共に感謝の念に堪えません。皆様のおかげで、故人の人生は、本当に豊かで、実り多いものであったと確信しております。

これから私ども親族は、故人の築き上げてきたものを守り、そして発展させていく責任を強く感じております。悲しみに暮れるばかりではなく、故人が私たちに残してくれた教訓と精神を胸に、前向きに生きていくことが、何よりの供養になると信じております。

今後とも、未熟な私ども親族にご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。

喪主の葬儀挨拶:孫の例文

皆様、本日はお忙しい中、亡き祖父(または祖母)〇〇の葬儀にご参列いただき、心より感謝申し上げます。

この場をお借りして、皆様にご報告させていただきます。祖父(または祖母)は、去る〇月〇日、〇時〇分に、静かに息を引き取り、永い眠りにつきました。病との闘いの中、最後まで希望を失わず、家族を気遣う姿は、私たちに多くのことを教えてくれました。

祖父(または祖母)は、私たち孫にとって、単なる祖父母以上の、人生の師であり、心の支えでした。特に、〇〇(具体的な学びや影響を受けたこと:例:「私が〇〇(困難な経験)に直面した時、祖父(祖母)が教えてくれた『諦めない心』の大切さが、今の私を支えています」、**「祖父(祖母)の〇〇(趣味や仕事)に対する情熱は、私に大きな影響を与え、今の私の原点となっています」**など、故人から受けた影響を具体的に述べる)の記憶は、今でも鮮明に心に残っております。

また、故人は生前、皆様には大変お世話になり、公私にわたって温かいご支援とご指導を賜りました。今日、これほど多くの方々が祖父(または祖母)との別れを惜しみ、この場にお集まりくださったこと、家族一同、驚きと共に感謝の念に堪えません。皆様のおかげで、祖父(または祖母)の人生は、本当に豊かで、実り多いものであったと確信しております。

これから私たち家族は、祖父(または祖母)が築き上げてきたものを守り、そして発展させていく責任を強く感じております。悲しみに暮れるばかりではなく、故人が私たちに残してくれた教訓と精神を胸に、前向きに生きていくことが、何よりの供養になると信じております。

今後とも、未熟な私たち家族にご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。

葬儀・告別式等の挨拶文を代筆いたします。

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